- 「家のすべてをauで統一してお得に使おう!」
- 「ただ、今住んでいるアパートは、auひかりの戸建てタイプには対応していたけど、集合住宅タイプが導入されていなかった…」
- 「アパートでも戸建てタイプに申込めないかな?」
結論から言うと、
「条件さえ満たせばアパートでも戸建てタイプの回線を引くことは可能です!」
ただし、戸建てタイプの回線を引くためにはある条件を満たすがあります。
そこで今回は、
- アパートに戸建て回線を引くための“4つの条件”
- 条件が揃わない場合の“代替案”
を詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで参考にしてみてくださいね。
「auひかり マンションタイプ」を導入していないアパートやマンションは多い
auひかりには、
- 戸建て住宅に向けた「ホームタイプ」
- 集合住宅に向けた「マンションタイプ」
の2つのタイプに分かれます。
auひかりは2010年代に参入した回線であるため、まだまだ導入が進んでいないアパートやマンションが数多くあります。

たとえば、提供エリアを検索してみると、以下のように、
「お客様の地域で提供可能なマンションがありません」
といった文面が表示されます。
※郵便番号や住所の個人情報は、黒塗りで公開を控えさせていただいています。
こればかりは、私たちユーザーがいくら導入して欲しいと思っても、
管理会社や大家が自分らのアパートに導入するかどうか決めるところなので、
残念ながら、どうしようもありません。

アパートで戸建て回線を引ける?条件は4つあります
アパートでも条件さえそろえば「ホームタイプ(戸建て回線)」を引けることがあります。

条件は以下の4点です。
- アパートが公営・公社・都市機構の住宅でないこと
- 自宅が戸建てタイプのエリア内であること
- アパートが3階建て以下であること
- 管理会社か大家に工事の許可をもらうこと
一つずつ、深堀して解説していきます。
アパートが公営・公社・都市機構の住宅でないこと
まずは、地方自治体などが提供する公営住宅をはじめ、公社住宅や都市機構の賃貸住宅では、戸建てタイプの導入はできません。
あくまで民間のアパートのみが対象となります。
自宅が戸建てタイプのエリア内であること
次に、自宅がauひかりの戸建てタイプのエリア内であることが必須条件です。
調査方法は、auひかりの公式サイトからチェックできます。
検索サイトを開くと、以下のような画面が出てきます。
住居タイプには「一戸建て」、郵便番号欄は自宅のを入力し、
「エリアを確認する」をタップ(クリック)します。
すると、あなたの自宅のエリアがエリア内であるかの結果が表示されます。
※郵便番号や住所の個人情報は、黒塗りで公開を控えさせていただいています。
このような感じで、エリア内であれば「auひかり ホーム(S) お申込み受付中」と表示されます。

アパートが3階建て以下
次に、戸建て回線を引く場合は、アパートが3階建て以下である必要があります。
理由は、電柱から引っ張ってくる回線(光ファイバー)が3階までしか届かないからです。

たとえ、3階以下に住んでいたとしても、物件自体が4階建て以上であれば、開通工事ができません。
管理会社か大家に工事の許可をもらう
最後は、管理会社か大家に工事の許可をもらう必要があります。

で、許可をもらいやすくするために、auひかりでどのような工事の内容であるかをある程度把握しておくと良いでしょう。
そのauひかりの工事内容ですが、
- 電柱から光回線(光ファイバー)を自宅に引き込む
- 自宅内に光コンセントを設置
と、メインはこの2つの工事を行います。
ただ、工事とは言っても、auひかりの場合は、基本的にアパートの景観を損ねないように細心の注意を払って工事を行うのがほとんどです。
光ファイバーを自宅に引き込む際にいきなり壁に穴を空けたりせず、エアコンのダクトや電話線の配管など、既存の設備を上手く活用して工事を行います。
どうしてもの時は、新規で穴を開ける場合もありますが、ほとんどのケースは左2つです。

(※もし、ここまでお読みいただき、一つでも条件が当てはまらない場合は、こちらまでスキップしてください。)
マンションタイプとは違うホームタイプの注意点
ここまで条件についてお話ししてきましたが、ホームタイプ(戸建て回線)で申込む際に、お伝えしたい2つの注意点があります。
- マンションタイプより料金は高い
- 解約後に撤去費がかかる
この2つの注意点をしっかりと押えて、ホームタイプに申込むかどうか決めてみてくださいね。
マンションタイプより料金が高い
ホームタイプ | マンションタイプ | |
月額料金 | 5,200円 | 4,300円 |
※ホームタイプは2年契約の「ギガ得プラン」
※マンションタイプは2年契約で16契約以上対応の「お得プランA」を記載.
ホームタイプの料金(2年契約)は、マンションタイプよりも割高です。
マンションタイプでは、同じアパート内での契約者の数に応じて料金が割安になりますが、ホームタイプではあくまで個人一人ひとりのプランです。
料金の違いがあることは認識しておきましょう。
解約後に撤去費がかかる
マンションタイプであれば、auひかり解約後は回線をそのまま残しても問題ありません。
しかし、ホームタイプでは、解約後の撤去工事が必須で、さらにそこで発生する撤去費(28,800円)を実費で払わなければなりません。

【申込み~開通まで】具体的な手順
ここまで条件とその注意点について紹介してきましたが、
ここからはより具体的に、どのような手順を踏んで開通まで行うかの解説をしていきます。
①窓口へのauひかり申込み
auひかりは、auショップや公式サイト、家電量販店など、様々な窓口から申込みができます。
どこから申込むかは、基本的に個人の自由です。
ただ、事実として、auひかりに限らずネット回線では、
「申込み窓口によってキャンペーン特典のお得度合が全く違う」
ということだけは知っておくと、今後の窓口選びに活かせるかと思います。

「申込み窓口の特典がどれだけ違うのか?」
気になる方は、「auひかりはどこで申込むべき?【お得な契約窓口】」の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
ちなみに私がオススメしているのは、「NNコミュニケーションズ」と呼ばれる窓口です。
こちらの窓口だと、光電話込みで52,000円、光電話なしでも45,000円のキャッシュバックがもらえます。
ただ、繰り返しになりますが、窓口選びはあくまで個人の自由ですので、ご自分の好きなところから申込みましょう。
②開通工事の許可をもらう
次は申込んでから管理会社もしくは大家に工事の許可をもらいます。
賃貸アパートであれば、管理会社か大家の電話番号が記載された書類があると思いますので、そこから電話をかけて許可をいただきましょう。
③開通工事の日取りを決める
許可が下りたら、そこから開通工事の日取りを決めます。(申込み者次第ですが、だいたい2週間後~1ヶ月先が日取りとなります。)
開通工事では、立ち合いが必須になっていますので、その日の予定は空けておきましょう。
平日だと通常の工事費(37,500円)、土日だと+3,000円加算された費用がかかります。
④開通工事~開通
工事日には業者が自宅へ訪れます。1時間~2時間ほどで開通工事は終了します。
開通工事が終わると、あとはONUといった通信機器を繋いで開通完了となります。
条件が揃わなかった場合の対処法
ここまで3つの条件が当てはまっていない場合、auひかりは開通できないということになります。
「せっかく家全体をauに統一すればお得だったのに…」
と思うかもしれませんが、実はauひかり以外でもauの割引サービスを受けられる光回線はあるんですね。
たとえば、ビッグローブ光は、”auスマートバリュー”もしくは”auセット割”のどちらかのau割引サービスを利用できます。
さらにビッグローブ光は、フレッツ光の回線を利用している光コラボと呼ばれる回線で、
アパート内でフレッツ光が対応していれば、ビッグローブ光も利用できる回線なんですね。
つまり、わざわざ工事の許可が必要なホームタイプで申込まなくとも、すでに導入されたマンションタイプで申込みができるというわけです。

※2021年:ビッグローブ光では、「初期工事費無料キャンペーン」と「26,000円のキャッシュバックキャンペーン」も開催中です。
auひかり以外でもau割引サービスが使える光回線も詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【5分で丸わかり】auスマートバリュー|auひかり以外で使えるネット回線とは?
まとめ
今回は、アパートでもauひかりの戸建て回線が引けるかどうかを解説してきました。
改めて条件を確認すると、
- アパートが公営・公社・都市機構の住宅でないこと
- 自宅が戸建てタイプのエリア内であること
- アパートが3階建て以下であること
- 管理会社か大家に工事の許可をもらうこと
この4つです。
条件が揃えば、窓口からauひかりを申込み開通しましょう。
※2021年:今だと、光電話ありで52,000円、光電話なしでも45,000円のキャッシュバックがもらえます。
また、auひかりのホームタイプが使えなかったとしても、auの割引サービスは他の回線でも使えます。
ビッグローブ光だと、NTTフレッツ光が使えるとマンションタイプで利用でき、月額4,080円で開通可能です。
※今だと、「26,000円キャッシュバック」と「工事費無料キャンペーン」が開催中ですので、お見逃しなく。