どうも、運営者のトオルです。今回は、フレッツ光とNURO光の違いについて詳しく解説していきたいと思います。
当記事に来ていただいた方の多くは、
- フレッツ光とNURO光って具体的に何が違うの?
- 結局どっちを契約するのがお得なのか?
といった迷いがあるのではないでしょうか。
この記事を最後まで読んでいただければ、フレッツ光とNURO光の違いを知るだけでなく、どちらの回線が自分に向いているか、どっちがお得なのかを詳しく知ることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
フレッツ光とは?
引用元:フレッツ光公式サイトより
フレッツ光とは、NTT東日本とNTT西日本が運営している光回線です。2000年代から登場したインターネット回線として、今なお人気のある事業者ですね。

全国に名が知られており、おそらく知らない方はあまり居ないのではないかというくらい有名ですね。
そんなフレッツ光の特徴をまとめると以下の通り。
- 最大1ギガの通信速度を提供(限定的なエリアだと最大10ギガも提供)
- 月額はおおよそ6,000円ほどで他社の回線よりは少し高め
- ネット代とプロバイダ代は別々
- 全国で利用できるほどの圧倒的なエリアカバー率99%
- 回線の品質が高い
特に、どの地域に住んでいてもフレッツ光の提供エリアに属しているのはかなり大きなメリットと言えます。

「とりあえずフレッツ光が繋がるならそれにしよう」という方も少なからず居るくらいですね。
最近だと、2015年からはソフトバンクやOCNといった別の企業に回線の一部を貸し出す「光コラボレーション」も順調で、フレッツ光ならびに光コラボレーションの両方でシェアを伸ばしていっています。

ソフトバンク光とかOCN光とかってのは光コラボレーションなんですね。
NURO光とは?
引用元:NURO光公式サイトより
NURO光は、大手家電メーカー”ソニー”の関連会社「ソニーネットワークコミュニケーションズ社」が運営する光回線です。
ソニーネットワークコミュニケーションズ社は、NURO光の他にも、プロバイダのSo-netや、格安SIMのnuroモバイルも運営しています。

ネット業界に精通した会社というわけですね。
そんなNURO光の特徴は以下の通り。
- 通常のプランで最大2ギガと他社よりも一段と速い(最大10ギガのプランもあり)
- 月額は4,743円からと比較的安い
- ソフトバンクのスマホが割引される
- セキュリティソフトが無料で使える
- 開通工事費の実質無料キャンペーンが付いている
NURO光の最大の特徴は、何と言ってもコストパフォーマンスの高さ。
通常のプランで最大の通信速度が2ギガと速く、料金は4,743円から利用可能。フレッツ光でも月額6,000円を超えるあたり、そのコスパの良さに目が引けます。
光回線業界でも随一の通信速度がウリで、仕事でのリモートワークをはじめ、速度の安定性を求められるオンラインゲームなど、様々なところで人気を集めています。

NURO光はラグが少ないからオススメされていますもんね♪
フレッツ光とNURO光の違い7項目を比較
では、具体的にフレッツ光とNURO光の違いについて、以下の7項目で比べてみましょう。
- 通信速度
- 月額料金
- スマホとのセット割
- 開通工事の回数
- 初期費用
- 提供エリア
- キャンペーン特典
最大の通信速度はどちらも10ギガ
通信速度の速い回線はどっちかと言われると、多くの人が「NURO光」と挙げたくなりますが、実はフレッツ光もそんなことはないんですね。
引用元:フレッツ光公式サイトより
NURO光とフレッツ光には、それぞれで最大速度が10ギガの「NURO 10G」と「フレッツ 光クロス」というプランがあります。
引用元:NURO光公式サイトより
通常の光回線だと最大1ギガが一般的な速度なんですが、その10倍の速さを提供しているということになります。

どっちもめちゃめちゃ速いんだね~。
ただし、最大10ギガの速度ということで、提供エリアはかなり限定的です。
- NURO光:関東エリア(東京・神奈川)、東海エリア(静岡)、関西エリア(大阪、兵庫、奈良)
- フレッツ光:関東エリア(東京)、関西エリア(大阪)、東海エリア(愛知)

限られた人しか使えないのは少し残念だなぁ…。
今後エリア拡大も予定されていますが、多くの人は10ギガを選ぶことは難しいかと思います。
「NURO光 G2V」の通信速度は「フレッツ光 ネクスト」より2倍速い
先ほど紹介した10ギガのプランは限定的なエリアでしか使えないため、多くの人は提供エリアの広い通常のプランを選びます。
NURO光では「NURO光 G2V」、フレッツ光は「フレッツ光ネクスト」という名称です。
「NURO光 G2V」の通信速度は最大2ギガで、フレッツ光ネクストは最大1ギガの通信速度を提供しています。つまり、NURO光はフレッツ光よりも速度が2倍速いということになります。
なぜ同じ光回線なのに通信速度が違うのか。
それは通信規格が違うからです。
通信規格と言うと、何だか小難しい話に聞こえてしまいますが、ここでは決して詳しく知ってくださいというわけではなく、そんな違いがあるんだという認識でOKです。
そもそも光回線は、一つの光ファイバーを複数人に分けることで利用します。イメージは以下のような感じですね。
引用元:通信と放送の連携 PON技術を用いたIPTVサービスの実現と課題より
この分けて使う技術こそがPON(ポン)と呼ばれる通信技術なのですが、NURO光にはG-PON(ジーポン)と呼ばれる通信規格が採用されており、これが最大2ギガの速度を実現可能にしている理由です。

G-PONの技術は欧州など世界的に普及されているテクノロジーですね。
一方のフレッツ光は、GE-PON(ジーイーポン)と呼ばれる技術が使われており、G-PONよりも一世代前の通信規格です。こちらも高い技術でありながら、新世代のG-PONよりかは速度が劣るというわけですね。

速度を重視するなら通信規格の新しいNURO光で間違いないでしょう。
月額料金
次は月額料金を比較していきましょう。戸建てタイプとマンションタイプそれぞれで料金が変わりますので、それぞれで違いを比べてみましょう。
戸建てタイプはNURO光が安い
一戸建て用の戸建てタイプでは、NURO光が圧倒的に安いです。
フレッツ光 ネクスト | NURO光 G2 V | |
月額料金 | 5,940円+プロバイダ料 | 4,743円 |
契約期間 | 2年 | 2年 |
フレッツ光では、ネット回線とプロバイダの契約が別々になっているために、料金が別々になっています。

プロバイダは、インターネットと利用者の回線とを繋ぐ事業者のことですね。実はネット回線だけではインターネットに繋ぐことはできません。プロバイダは必ず契約する必要があります。
一方のNURO光は、自社で運営するプロバイダ「So-net」をネット回線とセットになっているため、セット価格として安くユーザーに提供できています。

セット価格だからNURO光は安いんですね~。
マンションタイプは契約数によって料金が変わる
マンションタイプは、同じマンション内の契約数によって料金が変わります。料金帯は以下の通り。
フレッツ光 ネクスト マンション | NURO光 for マンション | |
月額料金 |
|
|
契約期間 | 2年 | 2年 |
フレッツ光では、同じマンション内で契約数が16以上になると、3,125円とお得に利用できます。

フレッツ光って利用者が多そうだから、お得に使えそうですね!

だいたいのマンションやアパートで導入されていることが多いので、あとはどれだけ利用者が居るかってところですね。
一方のNURO光は、6契約以下で2,500円、10契約以上で1,900円まで割安になります。
ただし、NURO光 for マンションを導入するには、同じマンション内に4人以上の契約者が必要になります。

もし、開通工事ができないとなると、戸建てタイプ向けの「NURO光 G2 V」に加入ということになります。
戸建てタイプになった場合は、フレッツ光の方が安くなります。調査方法は、NURO光公式サイトより調べることができますので、気になる方は導入できるかどうかチェックしてみてください。
NURO光にはスマホとのセット割がある
スマホとのセット割とは、特定の回線とキャリアをセットで契約している際に毎月の利用料金から割引されるサービスのことです。

たとえば、auひかりならauのスマホ、ソフトバンク光ならソフトバンクのスマホをセットで契約していれば、一台当たり毎月約1,000円割引されます。
NURO光には、ソフトバンクユーザーに使えるおうち割光セットが利用できます。
引用元:ソフトバンク公式サイトより
おうち割光セットは、最大10台までスマホが割引されます。適用条件は以下の3つです。
- NURO光でんわの利用
- ソフトバンクのスマホを利用
- 登録するスマホの契約者が本人かもしくは家族名義であること
NURO光でんわは、毎月500円(東海・関西・九州だと300円)の利用料金を支払うことで、利用できる光電話サービスです。通常の固定電話とは違い、通話料は3分あたり7.99円と安いのが特徴です。(※固定電話は8.5円から利用できます。)

ソフトバンクのスマホを持っていれば、NURO光はお得に使えそうだね♪
しかし、フレッツ光はスマホとのセット割がありません。今後セット割が導入されるかはわかりませんが、現時点ではスマホをお得に利用できないということを念頭に入れておくと良いでしょう。
開通工事の回数はフレッツ光が少ない
フレッツ光は、開通工事が1回で終了します。工事内容は、
- 光ファイバーケーブルを自宅に引き込む
- 光コンセントとホームゲートウェイの設置
と2つのステップで終了します。
よく壁に穴を空ける工事と言われますが、実際は電話線の配管やエアコンのダクトをそのまま利用することが多いです。

あまり心配する必要はなさそうですね。
一方でNURO光は、”宅内工事”と”屋外工事”の2回に分けて開通工事が行われます。
まずは宅内工事から執り行われます。手順は以下の通り。
- 光ケーブルを引き込む光キャビネットを設置
- 光ケーブルの引き込み
- Wi-Fiルーターの設置
次に屋外工事ですが、これは宅内工事とは別の日に執り行われます。
- 電柱から光ケーブルを引き込む
- 光キャビネットに接続

NURO光は工事してすぐに使えるわけじゃないんだね。
すぐに使える手軽さで言えばフレッツ光ですね。NURO光の開通は申込んでから、約1~3ヶ月を要しますので、長期的な視野を持っておくのが良いでしょう。
初期費用
次は月額料金とは別に契約時にかかる初期費用です。フレッツ光でかかる初期費用は、以下の通りとなります。
フレッツ光 | 戸建てタイプ | マンションタイプ |
契約料 | 880円 | 880円 |
工事費 | 19,800円 | 16,500円 |
契約料は共通していますが、戸建てタイプとマンションタイプでかかる工事費が変わります。工事費は土日になると∔3,000円となります。
一方のNURO光は、戸建てとマンションどちらも同じ初期費用が発生します。事務手数料で3,000円、開通工事費には40,000円かかります。
NURO光の工事費は実質無料のキャンペーンが開催中
NURO光は開通工事費がかなり高額ですが、今だと公式から工事費無料キャンペーンが開催されており、分割して払う工事費分を丸々割引してくれる特典が付いています。

それじゃパッと見はNURO光の初期費用が高そうだけど、このキャンペーンを利用すれば事務手数料だけを払えばいいってことだね。
工事費無料キャンペーンは、30ヶ月間、毎月工事費分を割引してくれる特典ですので、途中で解約すると、残りの工事費分は払う必要があります。この点だけは注意しておきましょう。
提供エリアはフレッツ光が全国区
フレッツ光は全国でのエリアカバー率99%と住んでいる地域のほとんどで利用できます。

フレッツ光ってどこに行っても繋がっているイメージだったけど、実際にそうだったんだね
NURO光は限られた地域だけで、エリアカバー率は約35%ほど。
引用元:NURO光公式サイトより
新技術のG-PONがまだまだ全国に展開できておらず、申込める人は限られています。申込み前には必ず自身のお住まいの地域がNURO光のエリア対象であるか確認しておくのが良いでしょう。
お得なキャンペーン特典
フレッツ光では、「ギガ・スマート割引」と「にねん割」の2つの割引キャンペーンが開催中です。
引用元:フレッツ光公式サイトより
ギガ・スマート割は、フレッツ光ネクストに新規で申込んだ方に対して、30ヶ月間、月額利用料金が割引されます。戸建てタイプは月々330円、集合住宅だと月々220円が割引されます。
にねん割は毎月770円、毎月110円が割引されます。
NURO光は、公式サイトからの申込みでお得なキャッシュバックキャンペーンと工事費無料キャンペーンが開催されています。
キャッシュバックは45,000円、工事費無料キャンペーンは、月々の料金から工事費分を割引してくれます。

どっちもお得なキャンペーンがあるんですね♪
まとめ
最後にフレッツ光とNURO光に向いている人の特徴をまとめると、
- とりあえず大手の回線で安心して使いたい
- マンションの契約者数が多い
- スマホとのセット割に該当しない(格安SIMユーザー)
- ソフトバンクのスマホを持っている
- ネット回線の速度を重視したい(リモートワーク、オンラインゲームなどの頻度が多い人)
- 料金を安く済ませたい
速度や料金など様々なところで比較してきましたが、やはりコスパの高さを求めるならNURO光で問題ないでしょう。リモートワークなどおうちでネットを使う人にはピッタリの回線です。
今だと、45,000円のキャッシュバックキャンペーンが開催中ですので、申込む場合はこの機会をお見逃しなく。
ただ、NURO光はエリアがまだ限定的で利用できないケースもありますので、申込み前にエリア検索しておくと良いでしょう。
一方のフレッツ光では、マンションタイプで導入されていれば、契約者数が多く料金を安く済ませられる可能性があります。スマホとのセット割に該当しない人なら、マンションタイプに申込みはアリでしょう。
ただし、戸建てタイプは料金が他社に比べて高く、それよりもフレッツ光と同じ回線を利用した光コラボレーションの方が、料金が安くて使い勝手が良いです。
光コラボレーションの一つ、ソフトバンク光については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
